小2松江塾ママブロガーかくこの斯斯然々【初代公認】

松江塾に通っている子どものことや自称教育ママの様々な気づき、たまに推し事について綴っています

面倒な人間関係を全て排除してしまうと起こりうることを考えた

 

この前友達と話した時のこと。

 

 

派遣で某ECモールの物流現場に行った時のことを

 

 

詳しく話してくれました。

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©️東映

 

その現場は超合理的。

 

 

日々の作業、週間の進捗、月次の成績

 

 

全てが厳格に管理され、

 

 

これらの数字に基づいて業務の是非を

 

 

判断する仕組みがあるようです。

 

 

日本社会では、

 

 

今でも人情や個人の品性というものが

 

 

他者との関わりにおいて重要視されていますよね。

 

 

だけど、数字主義になってしまうと

 

 

無駄な人間関係を排除する流れになっていきます。

 

 

特に女性が多い職場は人間関係も色々あります。

 

 

でも子どもが熱を出したから

 

 

シフトを代わって欲しい時。

 

 

「あら、大変ねぇ。いいわよ、

私代わってあげるわよ。」

 

 

みたいな話も時には必要ですよね。

 

 

面倒な人間関係だったとしても困った時はお互い様。

 

 

こうした融通が効くことだってある。

 

 

だけど数字主義に偏ると

 

 

合理的な結果をもたらす一方で、

 

 

そういった感情の側面が欠けているとも

 

 

言えるのです。

 

 

他人のことには全く無関心。

 

 

このECモールのようにあれだけの注文が

 

 

毎日あれば、その方が現場も回るでしょう。

 

 

実際に友達が現場を観察していた時も

 

 

人をまとめる能力がそこまで高くない人が

 

 

数字主義の現場で立場だけは上にあたるため

 

 

指示を出していたらしいのですが(その人も派遣です)

 

 

的確な指示とは言い難く

 

 

他の人は黙ってそれに従わなければならないので

 

 

軋轢が生じていたみたいです。

 

 

 

数字さえ上げれば認めてもらえるため

 

 

派遣の人たちは必死に頑張るけど

 

 

社員は冷ややかな雰囲気だったそう。

 

 

努力すれば役職だけは上がるけど

 

 

その過程や人となりは関係ない。

 

 

円滑に進みそうだけど、日本でこのやり方は

 

 

どこまで通用するのか。

 

 

 

友達曰く

 

 

このECモールではおそらくロボットを

 

 

導入する仕組みを作るために全ての工程を

 

 

数値化しているようにしか見えなかったそうです。

 

 

そうすれば必要最低限の人員で良くなり

 

 

ますます対人関係はなくなります。

 

 

たとえオートメーション化が進んだとしても

 

 

適切な場面ではもっと深く考え、人間性を発揮する

 

 

重要性はまだまだ残されているはずです。

 

 

成果主義は今も昔も存在し続けていますが、

 

 

合理性を重要視しつつ、

 

 

働く環境や従業員のニーズにも

 

 

目を向けるアプローチが必要ではないでしょうか。

 

 

 

人をただ働かせるだけではなく、働く環境を整え

 

 

その中での適切なバランスを取ることが大切です。

 

 

これが出来たら苦労しないんですけどね…。

 

 

その過程で感情を全て無視するわけではなく、

 

 

ドライになりすぎないようにすることが肝要です。

 

 

 

母親として、子どもの成長を見守る際、

 

 

こうした感情を大切にしないと、

 

 

無機質な人に育つ可能性があります。

 

 

人との直接の関わりを避けて、デジタルとだけ

 

 

もしくはデジタルを介して

 

 

人と向き合っている人がどんどん増えています。

 

 

その一方で、合理的な思考力も必要です。

 

 

難しい課題ですが、友情や愛情、

 

 

様々な感情に価値をおいて

 

 

それを子どもたちに教えて

 

 

様々な経験を積ませていくことが大切ですよね。

 

 

 

息子が大人になった時の社会を想像した時。

 

 

人間関係がますます希薄になっていくはず。

 

 

だからこそ今は学校でたくさん人と触れ合って

 

 

どんどんぶつかって成長して欲しい。

 

 

たくさん悩んで考えて、それでも逃げずに

 

 

人との関わりを大切にして欲しい。

 

 

そう強く思います。