小学校受験をする人達なら
誰もが一度は耳にする言葉
それが
ご縁
という言葉。
合格すると
「ご縁をいただけた」
不合格だと
「ご縁がなかった」
と言う使い方です。
(就活でも使われますよね)
幼児教室や塾の先生たちは
決まって
「最後はやっぱりご縁なのでね…」
と言う。
息子の志望校でも、ある先生に質問をした時に
少しお話させていただいたのだけど
その時ですら
「こればっかりはご縁なので…」
と言われて心底驚いた。
ハッキリ言って都合のいい言葉です。
ようは
運
なんですから。
でも、これは何もしないで合格できるわけでは
ないですよ。
あくまでも準備していることが前提です。
最初耳にした時は
こっちは時間もお金もかけてるんだぞ‼️
何テキトーなこと言ってるんだ❗️
って思ってました。
だけど、確かに
ご縁は存在していたんです
息子がいくつか志望校がある中で
ちょっとチャレンジだけど
説明会に行こうとしていた小学校がありました。
ところが
息子が当日よりによって発熱。
説明会に参加できなくなったのです。
この時に
(あ、この学校にはご縁がないんだな)
と思ったのです。
同じ塾の子でも
本命校の前受け校受験当日に発熱。
幸いコロナは陰性だったので
翌日の本命校の面接は受けられて
(今思うとリスクを伴うスケジュール💦)
考査も受け合格したってことがありました。
すごい倍率の学校だったので
ご家族も相当驚いておりました。
その後お引越しされてました。
逆のお話もあります。
模試でいつも合格圏だった本命校の試験で
同じ塾のお子さん(A君とします)を襲った悲劇です。
A君は塾でもおそらく一番期待されていたのでは
ってくらい優秀なお子さんでした。
本命校のペーパーは余裕。
その後の行動観察の試験で
塾や幼児教室に通っていないお子さん(B君とします)
と同じ組になりました。
行動観察試験では同じ組になった人たちで
ゲームなどをして他の組と競ったりします。
その時に勝つためにどうしたらいいか
話し合う様子などを見られます。
自分の組の子が少し負けていたら
ガンバレーと応援している様子も見られてます。
そんな行動観察の試験中
A君は先生のお話を聞いている間、
B君からちょっかいを出されます。
始めはかわしていたそうなのですが
あまりにもしつこくされたので
A君はB君のことを
ぶってしまったのです。
もちろん試験は不合格。
(その組の人はその流れに巻き込まれて
全員不合格になってしまったそう)
ペーパーだけ出来ていてもダメなんです。
多いのでこれは本当に残念な話です。
現在A君は他の小学校に通っています。
たまにこうした
クラッシャー
が存在します。
行動観察試験の諸注意など
習っていないわけですから当たり前といえば
当たり前なのですが…。
でも数年間頑張ってきた子にとっては
こういう子は脅威なのです。(男子はよくある)
A君だってこういう時はこうしようねと
何度も念を押されていたはずです。
それなのに
ほんの一瞬で足元をすくわれてしまうのですから。
こういったことも含めての
ご縁なのです。コワ…
最初に合格した子の話にもありましたが
中学受験でも前受け校を受験される時
ほとんどの方が少し遠い場所に行くと思います。
練習も大切ですが、意外と学校までの
往復は疲れるので体調を崩しやすいです。
一度熱を出してしまうと
それまで保っていたペースを崩してしまい
取り戻すまでに時間がかかります。
秋や冬の受験は思わぬことで
風邪をもらいやすいので
よく考えて日程を組みたいところです。
話を戻して
ご縁の話。
特に最難関校などは
ダメだった時の敗因は見つかっても
受かった時の勝因が見つからなかったりします。
わが家はそのような難しい学校は
受験してませんが
周りの子たちのミラクルな話を聞くと
やはりご縁なんだなと思います。
その学校の受験日だけ日程が重ならずに空いたとか
今思えば…というような話をいくつも聞きました。
逆のパターンもあります。
受験した学校
全落ち
なんてこともあります。
その時に注意したいのが併願校が
本当にわが子にあった学校か
ということ。
実は息子の学校でも、デキることを
鼻にかけるようなお子さんが
たまにいらっしゃいます。
併願校に仕方なく入ったという気持ちなのでしょう。
そういった態度を親がしているから
子どももそうしてしまうのだと思います。
ご縁がなかったと思えるような学校に
6年間子どもを通わせることは
(下手すると12年間)
はたして子どもにとっていい判断なのでしょうか。
せっかくここまで頑張ったのだから
何が何でもどこかに入って欲しい
という気持ちはわかります。
だからこそ
親も子どもも納得のいく
ご縁だと思える学校選び
をして欲しいと思います。
わが家は親も子どもも
本当にご縁だったと思えるほど
今の小学校が大好きなので
通ってよかったと感じています。
ペーパーも何故か息子の苦手な問題が出なかったり
運動でも苦手なものが出なかったりと
本当にツイていたからです。
これはどの受験でも言えることなのでは。
全てを天に任せるのはコワイですが
終わってみると
かなり運がからんでいたことは
間違いなさそう。
それなら
運を手繰り寄せられるように
後悔のない準備をして
その日を迎えたいですね。