これは私が学生時代の話です。
地元密着の中学受験専門の個人塾で、受付事務の
アルバイトをしてました。
塾長と、もう1人の講師という男性2人で
授業をしていて、2人のことを生徒は
あだ名で呼ぶというスタイル。
受付は私の他にもいたんだけど、新入りということで
目をつけられ、生徒たちには
「こんなことも知らないの⁉️」
とバカにされたり、
教室に閉じ込められたりして軽くいじめられ😱
普段生徒から人気のある講師からは
私がコピー機の扱い方をよく知らなかったため
質問しただけで
「こんなことも知らないで社会に出られるの❓」
「女の子はすぐ結婚に逃げればいいから楽だね」
とイヤミを言われた。
生徒の前ではニコニコ笑顔なのに、
アルバイトにはめっちゃ態度悪い。
今ならハラスメント案件💢
そんな塾だったが、バイトを続けていると
いろんなことが見えてきた。
私をからかっていた生徒たちも
夕方から夜遅くまで一生懸命勉強していた。
授業の合間に夕食を挟んで
自習も含めると夜22時くらいまで塾にいただろうか。
親御さんがお弁当を持って来るんだけど、
そのお弁当がほとんど
マック❗️❗️❗️
これには衝撃を受けた。
次々と受付前のテーブルにマックの袋を置きにくるの
だが、同じ袋が多すぎて誰あてかわからないので
袋に名前を書いてもらっていた。
大事な子どもの夕食が毎日のようにマックなんて……
育ち盛りの子供が寝食忘れて勉強してるんだよ⁉️
きっと色んなことを犠牲にしてるはず。
健康管理は親の役目だと思うのに…
本当に子どものことを考えているのだろうか❓
もちろんお仕事がある人もいるし、
時間がないのはわかる。
だからって子どもが毎日冷め切ったマックを
食べることに対して何とも思わないのだろうか…。
食育という言葉からわかるように、親の愛情表現の
一種でもあるくらい大切じゃない❓
そりゃ生徒たちはストレスも溜まるしイライラする
わ。
そこから私は生徒たちのことを
クソガキとは思わなくなった。
あの子たちは今ごろどうしているんだろうか。
そして時が経った今、自分にも子どもができて、
松江塾という個人塾に通わせている。
名物講師と塾長というスタイルは
あの塾と似ている面もあるけど、
圧倒的に違うのは
保護者の熱量
だろう。
でもそれもこのブログを始めなければ
わからなかったこと。
ママブロガーのみなさんが毎日
子どものことで悩んだり、
一生懸命向き合っている姿を
ブログから感じ取れる。
そしてそれを言語化する機会を与えて下さった塾。
控えめに言ってもサイコーではないか。
あの時アルバイトしていた塾に来ていた
保護者のみなさんからは、圧だけを感じ、
熱は感じなかった。
「親のやゆよ」だけで子どもに圧をかけ、
子どもを追い込んでいた人が多かったかもしれない。
黙って頑張る子どもに寄り添い、
時には静かに背中を押してあげて、
心で励ましながら伴走できる。
私はそんな親でありたい。